【インタビュー】有志で取り組む「史上最大の百科事典」――Wikipedia日本語版の舞台裏 | 日経 xTECH(クロステック)

なにか技術的にでも文化的にでわからないことがあればとりあえずYahoo!Googleで検索ってパターンは当然の流れですがWikipediaを知ってからはそういう専門的な事を調べる場合はもう直接Wikipediaを使う事が多いです。その更新速度の速いこと速いこと。自分がテレビやインターネットで知ったニュースはまず既に書き込みされていますね。
そう、この“ユーザーの書き込み”で百科事典を作ろうというコンセプトが素晴らしかったですね。100人いれば100人違う得意分野を持っているわけですから、そういう人に更新は任せてしまって、あくまで作者はそのシステムを作る事に専念する。なかなかこういうアイデアは生まれないと思います。だいたいひとりで全てやってしまおうと思ってしまうものですから。特に技術者は。
Wikipediaはどう管理されているか、という少し気になっていたんですがなかなかそういう記事を見たことがなかったのですが、日本語版の管理者の方のインタビューが日経パソコンのHPにありました。結構興味深い事が書かれていたのですが、面白かったのが下記の質問と回答です。

■管理者は担当範囲などを決めて定期的に荒らしなどをチェックしているのですか。
 担当範囲は特に決めていません。管理者は編集合戦や荒らしがあると「保護」という状態にして書き込みを禁止するわけですが、定期的に見て回っているというよりは、なんとなく見ていて気が付いたら保護にする、という程度です。あるいは、管理者以外のユーザーから保護申請があったときに、それを検討して保護にします。Wikipediaのポリシーとして「好きな人が好きなときに好きなことを好きな範囲でやる」というのがあるので、このような体制になっています。

“なんとなく見てまわっている”んですね。。確かに30万ページ(去年までの日本語版の総数)を超えるHPを定期的に定量的に見てまわるのは大変ですしね。ページによってはビューのばらつきがあるでしょうし。でもちょっとアナログチックな方式でびっくりしました。
Wikipediaは今261言語存在し、一番多い英語版が約167万ページだそうです。時が流れれば流れただけWikipediaのテーマになる量も増えていくわけで、10年後に何ページになっているのでしょうか。想像もできませんね。
せっかくですから最近よく聞かれる“ハイビジョン放送”についてのwikipediaを日本語版と英語版のリンクをはっておきます。個人的には読んでて面白いのですが、興味の無い人にはやっぱり重いものですか?
高精細度テレビジョン放送 - Wikipedia
High-definition television - Wikipedia
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