青色LED訴訟、日亜が8億4391万円支払いで和解

平成13年から長い時間をかけてドラマチックに展開されてきた青色LED訴訟がついに決着したようです。一時は日亜(会社側)が中村氏(技術者側)に対して2万円ではなく200億円を支払うよう命じられたのですが、和解金は8億4391万円に落ち着きました。しかし、当初2万円と思われていた技術が8億もの価値があり、その金額を技術者に支払われるべきだと公に認められたことはやはりすごいことです。この問題は我々にとっては非常に身近な問題であり、その背景をよく理解しておくべきだと思います。それは今の日本がある程度金額が目に見える「モノ」を売る時代から、はっきりとは金額に現れない「技術」を売る国に変わってきているからです。その時重要な事は、「各個人」が自分の仕事の対価がどれだけのモノなのかを理解できているかと言う事だと思います。その対価の理解が個人と会社が共通認識を持てることが出来て初めてお互いが成長できると思います。会社も結局は個人の集まりですし。リンク先には”東京永和法律事務所「中村裁判の和解成立にあたっての当弁護団の見解」”が関連リンクされていますが、そちらも一度目を通しておく事をオススメします。http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0501/11/news046.html

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青色LED訴訟、中村氏「高裁では100%私の負け」
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20050112AT1D1208512012005.html
青色LED訴訟、日亜化学「主張は完全に認められた」
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20050112AT1D1206J12012005.html

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