ケツノポリス4 / ケツメイシ

先入観と言うものは怖いもので。ケツメイシがメジャーデビューした頃私は今よりももっとハードロックを好んで聴いており、ヒップホップやラップはもってのほか、ポップさえもイマイチいいと思えなかった頃で。ですからそれがケツメイシという名前と言う時点でOUTでした。実際は少し気になって視聴したことがあるのですが、やはりヒップホップがだめで。そんな偏見が少し変わったのは「トモダチ」。どこか哀愁を感じさせるメロディが体のどこかにスイッチを入れてしまいました。そしてこの「ケツノポリス4」。もはやロックとかヒップホップとか言うジャンルは関係ありません。とにかく全てのメロディが体にジャストフットするのです。山下達郎を思わせる軽いサウンドの1.ドライブ はタイトル通り夏休みのドライブの始まりを感じさせ、シングル曲の 3.さくら11.涙 は「トモダチ」の流れを汲む最高の泣きのメロディがイントロから既に溢れ出し、10.三十路ボンバイエ ではリアルな歌詞で思いっきりストライクな年の私に勇気をくれ、8.君にBUMP では80'sなディスコチューンがUPな気分にさせ、地方出身者にとって良くも悪くも大きな存在である 12.東京 をせつないメロディで昔の何かを思い出させてくれます。あえてジャンル分けをするならば”三十路メロディアスポップ”と言うところでしょうか。きっと幸せな気分にしてくれますよ。 

9/19-26's song   涙/ケツメイシ
ケツノポリス4

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