ハッピーバースデー

文章は時に映像よりも強いインパクトを与えることがあります。この「ハッピーバースデー」と言う本は、家族から辛い扱いを受けた子供が成長していくストーリーですが、その描写が非常にリアルで、昔(子供の頃の事)を思い出してしまいました。子供の時に感じた「時間」は良い時も悪い時も永遠に感じるほど長く、最悪の時は希望の光が一生見えないんではないか?と思えるほど長く感じました。大人になった今は、自分に子供が生まれた時、子供にはそんな気持ちにはなって欲しくないと思いますし、なったとしても、自分がきちんと助け舟を出せるのか不安になりました。でもそんな気持ちや、将来を考えさせてくれたこの本は、元々児童書であることもあって、大人にも子供にも良い本だと思います。カナリ読みやすい本ですので、土日にでもゆっくり読んでみてください。涙腺の弱い方は電車で読まないほうがいいと思いますよ。

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