These Days

今週の懇親会で後輩Tが「BON JOVIもPretty maidsも好きだ。でも最近コブクロも聴いちゃってるけど。。」という話をしてくれて、凄く嬉しかったので、Tが一番聴いていただろう時期に発売された「These Days」を紹介します(1995年発売)。私に時間がたっぷりあった大学時代の時に発売されたアルバムでもあるので、これを聴いているとその頃の友達と山ほどBON JOVIについて語り合ったりした事を思い出します。それはたぶん単純に「音楽には思い出が追加される」という定説からくるものだけでなく、このアルバム全体のイメージが“感傷的”である事も強く影響しています。それは最大の山場である 3.This Ain't A Love Song 4.These Days 5.Lie To Me の流れがそれをよく表しています。そこには“Living on a prayer”のような明るさはありません。切ないミッドテンポな曲が続きます。でもそれは決して“悲しさ”を感じさせるわけでなく、“せつなくても最終的にはポジティブな気持ち”にさせる絶妙なメロディがそこにあるのです。また 5.Lie to me で聴かせるジョンとリッチーのハーモニーは他のどんな曲よりも優しい気持ちにさせる完璧なものです。しかも静かな前半からドラマティックな後半への流れも素晴らしく、ライブで聴く事ができたならきっと涙モノでしょう。当時凄く好きだったのは 9.Hearts Breaking Even 11.If Thats What It Takes の2曲で、同時期にリリースされた「Get a grip/Aerosmith」と共に何度も何度も繰り返し聴いていました。程ほどの泥臭さを持った曲で、過去の思い出を語り、そして叫ぶようにして歌うジョンが非常に好きです。以前も言いましたがジャケットとはそのアルバムのイメージを本当に良く映すもので、このアルバムは決して白でも赤でも青でもなく、混沌とした茶色なイメージです。BON JOVIにはそういう部分もあり、そんなマイナーサウンドだからこそ聴けるしっとりとしたもう一つの世界も味わってみてください。
2/20-2/27's song : If Thats What It Takes / BON JOVI
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