売れてる理由がそこにある - BCN+R

先日フジテレビで平成教育委員会を見ていたんです。あの番組、教科ごとにTOPの生徒に賞品が贈られるのですが、この賞品が結構良いものが多いんですよね。理科などの教科の場合、たった一問当たっただけでプレゼントですから。おいおい、ちょっとバブリー過ぎないか?って思ったりします。
そんな賞品の中に、気になるものがひとつありました。「ワンセグ内蔵ポータブルDVDプレイヤー」です。プレイヤーですよ、今時。確かにワンセグは旬ですが、録画もできないプレイヤーをもらって本当にうれしいのか?と。
そこでBCNランキングの記事を見てみると、実はポータブルDVDプレイヤーは今密かに伸びている市場だという事じゃないですか。確かに、DVDレコーダーの世界はどんどんパソコンの様に複雑なインターフェイスになっていき、複数のドライブが存在するので立ち上がりも遅い。録画したタイトルはたまっていく一方だけど、それを見る為には結局その場所で見ざるを得ない。なんでも録画できてなんでも再生できるレコーダーは実は徐々に単独では使いづらいモノになっているのかもしれません。
DVDプレイヤーなら単に再生するだけですから、内部の処理もレコーダーに比べてシンプルで、再生までのストレスもそれほどないでしょう。ポータブルという事は自分の寝室でも見ることができるし、(機種によっては)車や電車の中でも見ることができる。再生できる場所が広がるという事はたまってしまったレコーダーのタイトルを見る機会も広がるんですよね。
そしてワンセグ。アナログ放送を持ち歩いた事のある人なら本当にびっくりするでろう画質(厳密に言えば安定度でしょうか)です。きっとハードについているアンテナを最大限に伸ばして「何処が一番きれいに映るんだ?」と愚痴を言いながら右へ左へそして右斜め上へとハードを動かしまわす必要もなくなるでしょう。なぜならワンセグは「映る or 映らない」のどちらかですから。
ワンセグ内蔵ポータブルDVDは今は一機種のみだという事もあってか7万円-8万円台と少し高めですが、今の人気を見ると来年には各社でそろったりして一気に値下がり?って事もあるかもしれません。DVDレコーダーにストレスを抱えている方、一考の価値ありです。