フェラーリ、最後の最後まで戦う「まだ終わっていない」

先週の日曜日、日本のF1ファンにとっての最高潮「日本GP in 鈴鹿」が行われました。シチュエーションも、去年の覇者であり最年少チャンピオンであるアロンソのポイントと、一昨年まで誰も敵がいなかった最強のベテランドライバーであるシューマッハのポイントが同点という、最高の状態で行われました。
さらに嬉しい事に、いつも夜中に録画で放送されているGPがこの日本GPは昼間に生放送されたので、いつも以上の興奮度で見る事ができました。海外ではすべてのGPを予選も本選も生放送と言う場所もあるので、ぜひ今後改善される事を祈ります。やはりスポーツは生で見るのが一番ですから。
そしてその日本GPの結果ですが、途中までTOPで走っていたシューマッハがマシントラブルで残念ながらリタイア、そしてアロンソは優勝し、チャンピオンシップの女神は一気にアロンソに傾きました。
レース後、シューマッハから

「負けたよ。次のレースはライバルのリタイアを期待して臨むようなマネをしたくない。それでタイトルが転がり込んだって、ちっともうれしくないよ」

と、敗北宣言ともとれる発言まで飛び出してしまい、10月22日にブラジルで行われる最終戦まで楽しみたいファンとしては少し残念な結果となってしまいました。
シューマッハ、タイトル奪取をあきらめる〜運はアロンソに味方〜
アロンソシューマッハの対決は単なる1人のF1ドライバーと1人のF1ドライバーの対決ではなく、新しいF1と言う世界を自分が背負っていくぜ!という若者と、最強である俺を真の意味で超えてみろ!というベテランの対決という、何処の社会でもありそうな構図を映し出しており、いろいろな事を考えさせられる深い対決でした。ですから今年のチャンピオンシップは本当に面白く、もっともっと見ていたいと思わせるチャンピオンシップでした。
ですからシューマッハが何と言おうとまだ1%の奇跡を信じて22日のブラジル戦を私は楽しみたいと思います。きっとシューマッハは口ではそうはいっても「勝ちたい!」と言う気持ちは当然山ほどあるでしょうから。

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