ソニーネットジューク「NAS-M90HD」

フラッシュメモリやHDDに記録するタイプの携帯型音楽プレイヤー、いわゆる最近のウォークマンやiPodの事ですが、多くのプレイヤーはCD等の音源をPCに記録して、管理ソフトによってそのプレイヤーに転送するという形をとって記録することになっています。ですからPCを持っていない人はもちろん、PCのスペックが低い人は携帯型音楽プレイヤーを買いたくても買いづらい状況でした。
そんななか、ソニーは「ネットジューク」という、ウォークマンに直接転送可能なHDD付きミニコンポを発表しました。（厳密にはこれが初ではなく、過去にも同様のミニコンポは出ています。よって今回発表されたのは“新型”ネットジュークと言うことになります。）
正直、私はすでにiPodを持っており、転送に十分なスペックを持ったPCを持っているので、このようなPCレスで記録可能なコンポというだけの機器だったら興味はありませんでした。
しかし、そんな私でも「欲しいかも」と思わせる“ミニコンポらしい”機能が充実していることに驚きました。それは下記の通りです。

１．　「おまかせチャンネル」機能
　　HDDに取り溜めた音楽を独自の「12音解析技術」を利用して、「おはようタイム」や「ウォーク」「ダンスフロア」などといったジャンルに自動的に分類してくれる。これを利用する事で自分の気分に合わせた音楽を簡単に流す事ができる。
２．高度な「ラジオ録音」機能
　　ラジオの予約録音はもちろん、「トーク」部分と「ミュージック」部分を自動的に分類してくれる。よってラジオの「ミュージック」部分だけを聞くことができたり、HDDレコーダーのチャプター飛びのように、聞きたい部分を簡単に聞くことができる。
３．ネットワーク機能
　　DLNAを利用してPCに溜め込んだ音楽をネットジュークで聴くことができたり、無線LANを利用してウォークマンの音楽を聴くことができる（別売りパーツ必要）。

もちろんこのネットジュークを最大限に活用するためにはウォークマンの購入も必須になりそうですが、私のように音楽機能に優れていないPCを携帯型音楽プレイヤーのセンターにしている人には魅力的な商品です。
家に帰ってボタン一つでたくさんのソースの中から音楽が聴ける世界。ちょっと想像しただけで生活が楽しくなりそうな世界です。年末の物欲をそそる一品がまた増えました。
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