It’s a wonderful world / Mr.Children

今日紹介するアルバムを何にしようかと考えている時、ふと「ミスチルって何を紹介したっけなぁ」と思い日記を検索してみると意外や意外、一回も紹介していない事に気づきました。自分の中では一位二位を争うほどのバンドなのに。。という事で今日はそんな彼らのアルバムの中でも好きなアルバムである「It’s a wonderful world」(2002)を紹介します。
このアルバムの世界観には雨が似合います。それは私の記憶の中に雨が降る中、このアルバムを聞きながら人を待った時のことがいまだに残っているせいもあります。でもそれを抜きにしても、"overture"や"Dear wonderful world"に代表される柔らかく優しいメロディが詰まっている事が雨のしとしと感につながります。
また、自分が弱った時に必ず聴く歌が"蘇生"です。「でも何度でも何度でも 僕は生まれ変わって行く」という歌詞に凹んででても何とか立ち上がろう!と言う気にさせられ、「今度はこのさえない現実を 夢みたいに塗り替えればいいさ」という歌詞に先を見すぎることに無理をしないで今を少しずつ変えていけばいいんだ、とゆっくりと前に進む為に背中を押してもらったり。この曲が無かったらもしかしたら今の自分は違う自分になっていたかもしれない、と思うほどです。
「東京の夜」というフレーズがやけにリアルに感じる"君が好き"は、そのタイトル通り「愛す」ではなく「好き」という気持ちを静かに優しく歌ったキレイな曲。そして"Drawing"はもっともっとソフトで空を飛ぶ風船のような優しさがある曲。この2曲はミスチルのラブソングの中でもかなり「好き」な曲です。
一方"渇いたkiss"や"ファスナー"のなんとなく心地よさを持ったよどんだメロディとせつない歌詞は不思議な世界観を生み、なんとも言えない良さがあって好きです。
このアルバムを聴きながらこのレビューを書いていて、このアルバムのような「wonderful world」がいつまでも続いて欲しいと純粋に思いました。
11/12-11/18's song : 蘇生 / Mr.Children
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