ハード・ロック黙示録 スペシャル・エディション(DVD付) / LORDI

先週“期待のCD”として紹介したLORDI。やはりガマンできなく買ってみました。
この一週間はこのCDしか聴いていないと言える位何度も何度も聴いていますが、やはりKISSが好きなんだなあと思えるエンターテインメント性優れたバンドのようです。それはKISSに曲が似ていると言う訳ではなく、ユーザーに「一緒に歌おう!一緒に楽しもう!」という空気がひしひしと伝わってくるのです。そういう目に見えない不思議なパワーに溢れてい凄いバンドです。
最初は「80年代の正統派ハードロックバンド」という表現がいいのかとも思ったんですが、ちょっと違うんですよ。確かにその要素は十分あるんですが、むしろ日本のロックに近い気もします。わかる人にはわかると思うんですが、語弊を恐れずに言えば私は「POISON」あたりからよりリスナー向けの曲作りに変わったHOTEIに通づるものを感じました。このボーカルは“おそらく演出だと思いますが”若干のダミ声を利用していますが、その必要がないのではと感じさせるポップさがあるのです。
それはキーボードの位置づけが高い事も影響しているかもしれません。断片的にはハードな部分もありますが、決してそれは“ヘヴィネス”を追求したいものではなく“曲を熱くする為”のアクセントと言えます。そのアクセントがキーボードもつポップさとうまく混ざり合って聴きやすいハードロックに調理されています。
そしてやはり一番重要なのはメロディの良さです。コレこそが日本のロックに近いと思わせるところで、アルバム全体としても1曲単体でも強弱の付け方が非常にうまく、それはあたかも“波”が目に見えるようです。時折見せる泣きメロもたまりません。
LORDIは日本ではこのアルバムでデビューとなりますが、彼ら自身としては3枚目のアルバムです。本来の1枚目のアルバムには「Would you love a monsterman」という彼らの母国フィンランドでは1位を取っているデビュー曲が今回のアルバムではその2006年Ver“モンスターマン2006(Would you love a monsterman)”がボーナストラックとして収められています。この曲がとにかくイイ!です。着うたフルでダウンロードしてしまった位です。朝からコレを聴きたいんです。それくらい元気が出るパワフルでメロディックで楽しい曲です。
おいしい魚は見た目は悪いといいますよね。このバンドはそれと同じです。中身は非常にトロトロでおいしいのでぜひ一度お試しを!
This link is their official site in Finland
2/11-2/17's song : モンスターマン2006(Would you love a monsterman) / LORDI
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