テクノロジー : 日経電子版

少し前の記事になりますが、1月にインドのバンガロールで火炎瓶が投げられるなどといった暴動が起き、銃撃戦の末、12歳の少年が殺され、22人も重軽傷を負ったそうです。原因は宗教に関することのようですが、自分の知っている街でこのようなことが起きたと言うのを聞くとやはり残念な気分になります。もちろん(とあまり言いたくありませんが)日本でも悲しい事件は日々伝えられるので、海外から見た日本はもっと危険な街に写るのかもしれませんが、“火炎瓶”や“銃撃戦”“宗教がらみ”という単語は日本ではあまりリアルではないのでより激しい事がおきているという印象を受けてしまいます。
私がバンガロールに行った時の印象は、確かに貧富の差が少なからずあるのではと感じましたが殺伐とした印象はありませんでしたし、むしろ非常に活気がある街に感じました。ショッピングセンターや商店街の様子は非常ににぎやかで日本のそれと変わりませんし、オートリキシャ(バイク型のタクシーのような乗り物)で会話した運転手さんなどといった街で会話した方たちの表情は非常に明るいものでした。ですので、そういう“暴動”といった単語は全く無縁と思っていました。
もちろん、1月に起きた暴動のニュースはある日にバンガロールで起きたある一部の出来事なので、バンガロール全てに大変な事が起きているわけではないはずですし、実際バンガロール出身の友達からも元気なメールが届くので、バンガロールが危険な街とは思わないで欲しいです。これはあくまである1つのニュースです。記事の後半にはボンガル(収穫祭)という南インドのお正月の話が書かれていますが、そういった日ももちろんあるわけで、前半のニュースもある1日の話、後半のニュースもまたある1日の話なのです。
私がバンガロールに滞在したのは約1週間なので、私が見ていない良い面も厳しい面もまだまだ山ほどあります。私が意識し始めたからか、でもたぶん事実だと思いますが、日本でも以前よりはインドの情報がTV等で流れるようになった気がします。なかなか行く事ができない遠い街なので、そういう情報は積極的に入手して、いろんな面を知って、できるだけ本当の姿が理解できるようにしたいですね。
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