SPRINTER / the Offspring

元祖メロコアと言っても過言ではないいつのまにかベテランの域に達しているオフスプリングの新作SPRINTERです。私がこのバンドを知ったのはクレイジータクシーというゲームです。名前の通りクレジーなタクシーの運ちゃんになって、アメリカの街を大暴れするゲームです。そのバックグラウンドミュージックがこのオフスプリングだったのです。人を急かせるような速いテンポとついつい口づさんでしまうキャッチ―なメロディがそのゲームに絶妙にマッチしており、一発でFavoriteアーティストとなりました。そんなきっかけでもあるため、さらなる速さと新しいノリを求めて買った新作SPRINTERは4年待った割りには今までと似たような曲が多い事と、前作よりも曲調がバラエティに富んでいる今回のアルバムは当初私にとっては少々消化不良でした。プリティフライな4.Hit That、彼らには珍しいオーソドックスなミドルテンポのハードロック5.Race AgainstMyself、スカといっても過言ではない7.The Worst Hangover Ever、オールディーズな12.When You're in Prison、ここまでやってるメロコアアルバムは無いでしょう。ただし、ダッダッダッダッと胸の奥にズシズシ来るオープニング1.Neocon、これからのスピード感をより感じさせる為にちょっと待てとでも言いたげなマイナー系のメロディーで始まる2.The Noose、オー！オー！オー！オー！で始まる8.Never Gonna Find Meのバンドとの一体感が味わえる感覚、11.Da Huiの最近無かった超スピード感、等キチンと抑える所は抑えております。同じ事をやりつづけても自分達が飽きてしまってはやってる意味が無い。じゃあファンの期待する曲もやるけどこっちも遊ばせてもらうぜ、ってとこですか。じゃあこっち側ももっと余裕を持って自由に長く聴かせてもらいます。
7/25-31's song : Neocon/the Offspring