交渉術 本音で落とす

「交渉術」と言うと、直感的には営業の方に必須の技術で、技術者には余り結びつかないかもしれません。しかし、実際に仕事をしていくと、交渉術こそが仕事をうまくやるための重要な技術だと感じてきます。いくら自分の中で100点の仕事をしてもそれを仕事相手に上手に伝えられないと、受け取った相手には80点にも50点にもなってしまいます。実際そういうことが幾度と無くありました。。10/19の日経産業新聞の紙面にそんな「交渉」をいかに上手にやればいいかという記事が記載されていました。中見出しにこんなキーワードがありました。「基本技 誠意に勝るものなし」「相手が主役 腹を割って思いやって」「エンターテインメントとして 要望を探り出す”ステージ”に」。全てなるほどとうなる内容ですが私は特に「エンターテインメントとして」と言うキーワードが非常に心に残りました。「泣く」と言うツボは、人と人が別れたり、努力した事が報われなかったりという事に反応する、人の格差がそんなに無い感情です。しかし「笑う」「喜ぶ」というツボは全く違います。ブラックジョークと言う言葉がその意味を良く表していると思います。ある人にとって不幸な事が、ある人にはつい笑ってしまう。「笑い」という感情はそんな2面性をもった感情です。ですから相手を喜ばせる為には、きちんと相手のことを知ってからでないと全く逆の反応をさせてしまう危険性があるのです。「交渉」は「エンターテインメント」として考え、相手に気持ち良くさせる話し方をしてみましょう。

なお、明日は休刊日とさせていただきます。
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