悲しき恋歌 オリジナル・サウンドトラック

私が韓国ドラマ「悲しき恋歌」を見ていたのは、リアルタイムで見ていたので去年の夏か秋。という事は徐々に記憶から薄れていく時期ですが、友達からこのサントラを最近借りたんです。するとサントラがサントラである意味が良くわかりました。聞けば聞くほど色々なシーンの記憶が蘇ってくるのです。
ドラマの内容が音楽業界を舞台にしている事もあってどの曲もクオリティは高く、サントラだから好きな曲だけをはしょって聴く、というのはもったいないアルバムを通して楽しめる作品です。ドラマ自体がタイトル通り悲しくせつないストーリーだったので、泣きのメロディ満載のバラードが多いですが、DISC2はユンゴンという主に1人のアーティストの曲が多い事もあってか、わりと表情の広い曲が集まっています。
ドラマを見ていた人なら主題歌である 2-2.恋をするのなら のせつないピアノのイントロを聞いただけでジュンヨンのあの悲しい表情を思い出してしまうでしょう。そして少しかすれたユンゴンの歌声が始まればまたその悲しいメロディを増幅させます。立て続けに流れる もうひとつの悲しいピアノのイントロ 2-3.僕に来てくれるかな? はより悲しみ度が強く、曲名どおり男の弱さを感じさせるバラードで、最後の「僕のもとへ…」つぶやくような歌声が印象的です。
ピアノのメロディは決して悲しみだけを伝えるわけではありません。2-4.星 では一転して未来への明るく強い希望を感じさせ、私が特に好きな曲のひとつです。かすかな記憶ですがドラマでも青い空と笑顔と共にこの曲が使われていた気がします。
ジュンヨンがヘインに捧げた 2-8.何度も別れても(ヘインの歌) も当然収録されており、ヘインの細くとも感情をたっぷり込めた歌声がそれをヘインが歌う意味をきちんと持たせています。ハモっているのはおそらくユンゴンですが、いかにもそれがジュンヨンであるかのように聞こえてきます。 その後に続くオルゴールの 2-9.恋をするのなら の入り方も絶妙です。
ドラマで聞いた記憶が少し薄い 1-4.君を... はせつない別れの曲であるにもかかわらず、静かなる幸せな日々を感じさせるメロディが印象的で、都合のいい聴き方ですがまさに3月から4月の今感じる、別れと出会いの辛さと希望が入り混じった不思議な暖かい感情が沸いてきます。
さて、このサントラを聴いて再び盛り上がってしまった「悲しき恋歌 完全版 DVD-BOX」の購入への誘惑。そんなに安い買い物ではないので非常に迷ってます。。
4/2-4/8's song : 君を.../ソン・スンホン
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