ルースター~ジャパン・ツアー・スペシャル・エディション(DVD付)

とてもじゃありませんが、ファーストアルバムとは思えない音です。1.JOYRIDE から渋すぎます。メンバーの平均年齢はこのアルバムがリリースされた当時なんと21歳!ありえ得ない音です。
系統は正統派ブルージーハードロック。70年代のWhitesnakeがもしもあのハードロックが主役だったあの80年代を通り越して今に舞い降りたらこんな音になっていたんではないでしょうか。そんなストレートパンチではなくフックの効いたギターバンドです。
3.Standing in line はそんな渋さのあるギター部分とPOP感のある部分を混ぜるわけではなく別々に配置している面白みのある曲です。その後に続く 4.Staring at the sun がまた素晴らしい名バラードで目をつぶると洋画に出てくるような「自分が傷つけてしまい自分から離れていってしまった彼女をひとり想い悩んでいる男の姿」が浮かびます。
バラードが2曲続くと 6.You're so right for me のようなロックもよりHeavyに聴こえます。それが適度に泥臭いからニクイです。続けてさらにHeavyなイントロで始まる 7.Platinum blind が意外とブリッジやサビにポップ感を持たせた面白い構成で、きっとライブではこの曲を中心に盛り上がるのではないでしょうか。
ガンズの世界観にも似た 8.Deep and meaningless ではまた一気にクールダウン。泣きのギターソロがたまらなくせつないです。
その後も「暑苦しいハードロックってやっぱいいなあ」と素直に思ってしまう曲が続くこのアルバム。実は以前私の紹介したエクストリームの記事に引っかかってくれた名古屋のヒゲ盲腸さんから教えていただきました。ありがとうございました!Roosterは実は最新アルバム「サークルズ・アンド・サテライツ(3ヶ月限定スペシャル・プライス)」も出たばかりです。こちらはまだ購入していませんがきっと期待できるでしょう。楽しみです。
7/2-7/8's song :Platinum blind / Rooster
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