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「涙はオーバーフローなんです。脳が情報を処理しきれないであふれ出す。これまでの自分の世界観では対応できない。気付かずに通り過ぎていたものに気付く。こういった時に感動して泣くんです。涙はまさにあふれ出るものですが、この時に脳もあふれ出ているんです」
アハ体験をした事ありますか？茂木健一郎博士が監修したPSPソフト「http://aha.sega.jp/」でそのアハ体験をすることが出来ます。アハ体験とは「今までわからなかった事がわかるようになった時の体験」の事で、このPSPソフトに入っているクイズを例にすると、「ある写真の一部分がゆっくりとゆっくりと変化していく事に気づくこと」です。公式サイトで体験してみるとわかるのですが、これが全くの静止画にしか見えないのです。ですのでそれに気づいた時は確かに「アハ！」と感動するのです。
そこで冒頭の一文です。これはいかに感動する事が人が生きていくために必要で、その感動が脳にとって重要であり、その脳が感動していることをうまく表現した一文です。（私はめったに泣くことは無いのであまり自信を持っていえませんが）感動して涙を流す時は確かに自分を制御しているものが取り払われた感覚ってありますよね？たしかにそれはいわゆるオーバーフロー状態ですよね。脳が涙を流してるってなんかそれだけで感動しませんか？
社会人生活が長くなればなるほど“慣れ”が増えていき、めったな事では感動しなくなってしまいます。でも実はそれが老化に拍車をかけているのかもしれません。“慣れ”る事に“慣れ”ないで、出来るだけいろんなことに興味をもって生活して、時には脳が涙を流すほど「感動した〜！」という体験をしましょう。そうすれば自分に小さく起きているプラスな事に気づく事ができ成長を感じる事ができるかもしれません。
