コラム: 人の手を目指すマッサージチェアの進化をさぐる

ここ数年、電器屋の中におけるマッサージチェア売り場は徐々に大きくなっているように感じます。私は昔から肩こり症なので、10年以上前からこのマッサージチェアは注目していますが、その当事は売り場に担当がいることはあまり無かったですし、いたとしても「マジ買うの?」という冷たい視線を送り続けている人が多かったです。しかし今は「どうぞ試してみてください」といった歓迎ムードですし、過剰なくらい商品説明もしてくれます(こっちとしてはゆっくりしたいので正直いらないのですが。。)。
そんなマッサージチェア。もちろん単純にコリをほぐしてくれるから好きと言う気持ちはありますが、この商品ほど毎年毎年目に見えるバージョンアップをしている(例えば最初は背中だけだったマッサージ機構がお尻まで刺激してくれるようになり、それがふくらはぎに、それが足の裏に、それが腕までと徐々にその領域が広がっています)ものは他にないので、その技術の進歩を確認するために注目しています。
しかも直感的に気持ちいいか気持ちよくないか分かるため、ユーザーの気持ちを理解していなければいい商品は作れないでしょうし、お客さんの気持ちを第一に考えるべきと考える私にとっては、それを検討している姿を想像すると本当にうらやましくなります。
リンク先には、その技術の進歩や製造工程の様子がレポートされていますが、なんと「リアルプロシリーズの生産ラインは、1人の作業員が部品の取り付けや組み立て、加工検査などをすべて担当するセル生産方式が採用されて」いるようです。確かに言われてみればその構造的に機械的に製造できるものには思えませんが、人を癒すためのこの商品がある一人の「職人」が作っていると思うとなんだか余計に大事にしたくなりますしより癒されそうな感じがします。
なんとなく恥ずかしくて試した事がない方、今のマッサージチェアは本当にすごいですのでぜひ一度試してみてください。もしかしたら眠ってしまうかもしれませんよ。
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